マレーシアの公用語はマレー語ですが、多民族国家のため中国系住民社会では中国語、インド系住民社会ではタミール語が使用されています。また、旧英国領のため英語が各民族間の共通語として一般的に使われています。街で外国人が現地人に英語で話しかけても、ほとんどの場合流暢な英語で返事が返ってきます。日本人には「マレーシアで英語留学」という発想が湧きにくいですが、一定期間現地に滞在すると、実生活で英語が使える国であることが良くわかります。
マレーシアの国教はイスラム教ですが、多民族国家ゆえ信仰の自由を認めているため、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、道教、シーク教を信仰する国民も多くいます。またイスラム教といってもほぼ100%が穏健なイスラム教徒で、過激派によるテロは起こりにくいイスラム国家と言えます。外国人に宗教的行事や慣習の強要は一切ありません。逆に観光業に必要なイスラム独特の習慣「ハラル(ハラール)」を学ぶのに適した国として注目され始めています。
マレーシアは、マハティール元首相が「日本に手本にした国造りをする」という「ルックイースト政策(東方政策)」を長期間推進していたこともあり、世界有数の親日国家と言えます。また、日本製品や日本食に対する信仰も高く、日本に対するイメージは絶対的なものがあります。ショッピングモールを訪れると、イオン、伊勢丹、ユニクロ、ダイソー、無印良品、吉野家、はなまるうどん、一風堂などのショップやレストランによく出会います。特にイオンはすでに30年超前にマレーシアに進出し、現在では国内で50以上の店舗を構える主力スーパーとしてローカル化しています。
ユニクロ
ダイソー
イオン
ロングステイ財団の統計によると、マレーシアは13年連続でロングステイ(長期滞在)希望国トップの地位を守り続けています。主な理由としては、気候が温暖、英語が通じやすい、親日的、治安が良い、日本食が豊富、物価が安い、医療水準が高い、ビザ制度が充実、などの理由によります。日本人が快適かつ安全に海外生活するための条件をすべて備えていると言えます。これは留学生活にも当てはまることであり、留学に適した環境であることの証明でもあります。
ロングステイ希望国ランキング
これからは「留学」という観点から、もっとマレーシアに注目してゆきましょう!
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