インター校視察ツアー(キングスレー、テイラーズ、オアシス)英国教育と米国教育の違い!

kosaka

先週金曜に、東京にお住いの小4と小2のご兄弟向けのインター校視察ツアーを行いました。今年の9月(または8月)からの親子留学(母子留学)の開始を予定しています。

事前のコンサルティングを通じて、下記の3校を視察する計画を立てました。最初の2校は英国式カリキュラムで3校目が米国カリキュラムの学校です。

キングスレー(英国式)
http://www.m-ryugaku.com/schools/kis

テイラーズ・プチョン校(英国式)
http://www.m-ryugaku.com/schools/tispc

オアシス(米国式)
http://www.m-ryugaku.com/schools/ois

今回も視察を終えて英国式と米国式の大きな違いが浮き彫りになったので、この場で整理しておこうと思います。

1、ファンデーションの有無
米国式は日本と同様、12年教育後に原則4年制の大学へ進学します。英国式は基本的に11年教育で、その後1-2年のファンデーション(基礎課程)またはプレUと呼ばれる期間を経て、大学へ進学します。なお、英国の大学は文系は基本的に3年間、理系は4-5年間です。

2、英国式は専門性、米国式は一般教養を重視
 英国式は、できるだけ早期に自分の得意分野を見つけそこを重点的に勉強する、という方向性が強いです。インター校ではY10で英語、数学以外は選択式になり自分の好きな科目を選びます。学校によりますが、ビジネススタディー、会計、環境学、観光学、コンピュータサイエンスなど専門的な科目も選択可能です。更にファンデーション(Aレベル)では得意科目2-3科目に絞って勉強します。
一方米国教育は高校卒業まで幅広い必須科目を勉強し、単位を獲得するというシステムです。若いうちに自分の得意な分野を見つけるのは難しいので、なるべく幅広い分野を勉強し将来の可能性を広げる、という考え方です。

3、校風の違い
やはり「紳士の国」英国の学校はそれなりに規則があります。例えば服装ひとつとっても、靴は黒、靴下も黒(ポイントも不可)、髪の毛はダーク色以外に染めてはいけない、爪はあまり長く伸ばさない、、、といった服装・身だしなみチェックがあります。ところが米国式は、かなり自由です。実際頭の毛を赤く染めた女の子がいたり。また教室も自分の席が特に決まっておらず自由に座ったり立ったりという感じで、日本であればちゃんと席にすきなさい!と先生に叱られそうです。

まだまだ違いはあると思いますが、とりあえず主要な違いを書いてみました。ただ、どちらかを選択する場合、どちらが正しいということではなく、どちらがそのお子様に向いているか、また、そのご家庭としてどういう教育をしたいか、お子様をそのように育てたいのか、という考え方の違いで選択が変わってくるはずです。もちろん、学費水準や入学難易度などの違いもあるため、そこも大きな要因になります。

今回のご家族も、英国式、米国式それぞれの違いを目の当たりにし、少し迷うところがあったため、最終的な選択は家に持ち帰りということになりました。ただ、どちらも素晴らしい学習機会を提供している点は変わらず、マレーシアで親子留学(母子留学)を実施するという計画は確実なものとなったようです。

学校が決まったら今度は家探しですね。こちらも得意分野ですのでお任せください!

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Updated: 05/02/2024 - 15:46

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