マレーで学ぶ 第8回 キングスレー・インターナショナルスクール

kosaka

マレーシアの日本語フリーペーパー「Mタウン」の連載記事第8回の原稿です。


第8回 キングスレー・インターナショナルスクール

本連載も残り少なくなってきたので、日本人でも比較的入学しやすいインター校をいくつか紹介したいと思います。
まずは「キングスレー・インターナショナルスクール」です。この学校はスバンジャヤの南に位置するニュータウン「プトラハイツ」のシンボル的存在として開発会社キングスレーヒルズが運営するものです。丘の上にそびえたつ軍艦チックな?新キャンパスは昨年オープンしたばかりです。英国式のカリキュラムを採用し、幼稚園から大学準備課程(Aレベル)まで運営しています。それぞれ1学期(9月)、2学期(1月)、3学期(4月)からの入学が可能です。この学校の最大の特徴は、欧米式の双方向授業スタイルを採用しつつ、いじめ禁止、他者への尊敬、ボランティア・チャリティー精神育成など、日本的・アジア的な思想も取り入れており、日本人から見ても安心感のある教育思想と言えます。事実、”Bully Free School”(いじめのない学校)をキャッチフレーズとしており、このポスターがキャンパスの至る場所で見られます。気になる入学難易度ですが、嬉しいことに今のところ日本人は入学試験が免除されています。日本人の英語力の低さについては学校も十分理解しており、入学後キャッチアップすれば良いという立場をとっているからです。その分英語サポートもしっかりしており、ほとんどの日本人が入学後EAL(English Additional Language)クラスへ配属され、そこで一定期間英語を追加的に学習後、通常クラスへ編入が可能となります。平均的な学力レベルはインター校の中でも高いほうですので、その後の進学にも期待が持てます。学費的には年間60万円(小1)~80万円(中1)程度です。プチョン、サウジャナ、モントキアラからも日本人生徒が通学しています。当社でも入学サポートをしています。


小坂博志 プロフィール
Kuratabi Malaysia Sdn Bhd代表。外資系証券会社に20年勤務後、セミリタイヤの地としてマレーシアを目指したが、その調査活動がマレーシアビジネス起業へつながる。また外資系時代に日本人の英語力の弱さを痛感し、マレーシア留学を通じて日本人の国際化に少しでも貢献することがライフワーク。「まだガラキョー(ガラパゴス教育)続けますか?」がキャッチフレーズ。個人的にも、息子を小学校から大学まで国際教育一貫でグローバル&バイリンガル人材に育てた父親。

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Updated: 05/02/2024 - 15:46

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