マレーで学ぶ 第11回 マレーシア大学留学 海外留学なのに親孝行!?

kosaka

マレーシアの日本語フリーペーパー「Mタウン」の連載記事第11回の原稿です。


マレーシア大学留学 海外留学なのに親孝行!?

このコーナーもの残り数回となりましたので、マレーシアの大学留学に関してご紹介いたします。「マレーシアでの国際教育には関心があるが、既に子供が高校生になりインター校入学のタイミングを逸してしまった。」とお考えのご家庭は必読です。正直インター校留学と比べると日本での知名度は今一つですが、今後爆発的な人気が出るのではと、ひそかに期待しています。
マレーシア大学留学の特色を上げると、①基本的に授業はすべて英語、②入学試験はない、③学費・生活費が割安、④年に入学期が数回ある、⑤3年間で卒業できる、⑥欧米の大学へ編入しやすい、⑦中国語やイスラムビジネスが勉強できる、⑦英語力は入学後上達させれば良い、など多くの魅力があります。
ポイントをいくつか解説することにします。まず②の「入学試験がない」という点ですが、どのように合否判定するかと言うと、高校の最終成績が唯一の審査材料となります。審査基準もとてもシンプルで、最終成績の平均点が5段階評価で3.0あるいは3.5以上であれば多くの私立大学の学部で合格レベルとなります。高校の偏差値や知名度は全く問題になりません。次に③の「学費、生活費が割安」ですが、大学によってばらつきはありますが年間の授業料が平均で70-80万円、生活費も個人差がありますが家賃込みで年間70-80万円程度という学生が多いです。つまり学費と生活費の合計が年間140-160万円程度で海外留学が可能となります。しかも英国式の大学が多いため通常3年間で卒業となります(工学や医学部は除く)。場合によっては日本の私立大学へ入学するより低予算になり、海外大学留学をしながら親孝行ができるというスーパープレーが可能となります。親の立場からも、これなら「マレーシアへ行ってこい!」と言いやすいですね。


小坂博志 プロフィール
Kuratabi Malaysia Sdn Bhd代表。外資系証券会社に20年勤務後、セミリタイヤの地としてマレーシアを目指したが、その調査活動がマレーシアビジネス起業へつながる。また外資系時代に日本人の英語力の弱さを痛感し、マレーシア留学を通じて日本人の国際化に少しでも貢献することがライフワーク。「まだガラキョー(ガラパゴス教育)続けますか?」がキャッチフレーズ。個人的にも、息子を小学校から大学まで国際教育一貫でグローバル&バイリンガル人材に育てた父親。
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Updated: 05/02/2024 - 15:46

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